【近鉄特急しまかぜ】「伊勢神宮参拝きっぷ」を使う特急券の買い方

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電車の乗り方切符の買い方にあまり詳しくないので、旅行で電車を利用するたびにいろいろ調べまくったり現地であたふたしたりするけれど、電車に乗るのは好きなたまのじです。こんにちは。

今回は、伊勢神宮参拝に便利な「伊勢神宮参拝きっぷ」「近鉄特急しまかぜ」に乗った方法をご紹介します。 私は電車のことはあまりわからないので、遠回りで不便な買い方かもしれませんし、もっといい方法があるかもしれません。「こんな買い方もあるのね」という感じでボケーっと見て頂ければ、と思います。

目次

「伊勢神宮参拝きっぷ」 で「しまかぜ」に乗るには

追加料金を払うと「しまかぜ」に乗れる

伊勢神宮参拝きっぷ」に「しまかぜ特別車両料金」を追加で払うと特急「しまかぜ」に乗ることが出来ます。

しまかぜ特別車両料金
 740~1160円 ※乗車区間により料金が変わります

たまのじ

行きも帰りもしまかぜに乗りたい時は、しまかぜ特別車両料金×2の追加が必要です。

「伊勢神宮参拝きっぷ」とは

「伊勢神宮参拝きっぷ」は、伊勢志摩エリアで利用できるお得な切符。二見興玉神社朝熊岳金剛證寺に行く方、何回もバスを利用する方におすすめです。

伊勢神宮参拝きっぷ

*関西発(大阪難波・京都・近鉄奈良などから) 大人6800円 / 小児(小学生)3400円
*東海発(近鉄名古屋~近鉄蟹江から)大人6100円 / 小児(小学生)3050円

【有効期間】購入時に指定した乗車開始日から3日間

【販売期間】
 通年販売(前売限定)
 乗車開始日の1か月前から乗車開始日前日まで ※乗車開始日当日には購入出来ません
(インターネットでの購入は30日前から5日前の12時まで ※切符は郵送・郵送代520円 )

【セット内容】
・近鉄電車発駅(難波・京都・名古屋など)からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券
・近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)と「かえり」 (松阪~賢島間→着駅)の特急券引換券
・近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)の乗車券(乗り放題切符)と特急券引換券2枚
・三重交通バス伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
・伊勢神宮内宮⇔伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルを結ぶ「パールシャトル」の片道1回乗車券(事前予約制)
・オリックスレンタカー約30%特別割引(事前予約制)※4月1日以降の予約分については約20%割引特典

【路線図】

近畿日本鉄道公式HPより

近鉄特急の座席はすべて指定席のため、特急に乗るためには乗車券のほかに特急券(指定席券)が必要なのですが、伊勢神宮参拝きっぷには乗車券と「特急券引換券」が含まれており、駅窓口で「特急券引換券」を特急券(指定席券)に交換できます。

「三重交通バス伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題」では、「天空のポスト」がある朝熊山頂展望台や伊勢神宮の鬼門を守る寺・朝熊岳金剛證寺へ行く参宮バスに乗れます。また、伊勢神宮外宮⇔内宮猿田彦神社二見興玉神社・夫婦岩などへの移動にも使えるので、とても便利です。

近鉄電車では、「伊勢神宮参拝きっぷ」 の他にも伊勢エリアを巡るお得な切符が販売されています。
旅行の目的や日数など自分の旅行プランに合ったお得な切符を探すのも、旅行の楽しみのひとつですね。

「伊勢神宮参拝きっぷ」の購入場所

「伊勢神宮参拝きっぷ」 の購入場所は3つです。

購入場所

・近鉄電車の駅窓口 ※販売駅は公式HPで確認してください
・インターネット通信販売(郵送代520円)
近畿日本ツーリスト・日本旅行各グループの主要支店・営業所
 ※旅行会社によっては、購入の際に「旅行業務取扱料金」が必要な場合があります

私はお出かけのついでに近鉄電車の駅窓口で買うことにしました。

たまのじ

前日までに近鉄の駅に行けない遠方の人は、旅行会社での購入が便利ですね。

「伊勢神宮参拝デジタルきっぷ」も販売

出発する駅は限られますが、「伊勢神宮参拝デジタルきっぷ」という選択肢も。こちらは購入も利用もスマホで完結する便利なデジタル切符です。

たまのじ

ただし、特急券引換券はついていません

「ゆき」「かえり」の特急券引換券とフリー区間の特急券引換券2枚は、デジタル切符には含まれていません。特急を利用したい場合は別途特急券を購入する必要があり、「伊勢神宮参拝きっぷ」より割高になる場合があります。

チケットレス特急券がネットで購入出来る
近鉄公式HPより

近鉄公式HPでは、チケットレス特急券が買える上、座席も選択することが出来ます。もちろん、「しまかぜ」の特急券も。

つまり、ネットで「しまかぜ」の「チケットレス特急券」(座席選択可)を購入出来る、ということです。

「伊勢神宮参拝きっぷ」(紙)の場合は、特急券引換券を駅窓口で特急券に換える必要があるので、「しまかぜ」に乗りたい遠方の方にはデジタル切符が便利かもしれません。

伊勢神宮参拝デジタルきっぷ詳細
伊勢神宮参拝デジタルきっぷ

*近鉄名古屋駅発 大人3800円 / 小児(小学生)1900円
*大阪・京都発 大人4500円 / 小児(小学生)2200円
大阪・京都発・・・大阪難波駅・近鉄日本橋駅・大阪上本町駅・鶴橋駅・京都駅
※ゆきの発駅とかえりの着駅は「大阪・京都発」の中であれば異なる場合も利用可

【有効期間】購入時に指定した乗車開始日から3日間

【販売期間】
 通年販売(前売限定)
 乗車開始日の1か月前から乗車開始日前日まで ※乗車開始日当日には購入出来ません

【セット内容】
・発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの「ゆき」乗車券
・近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)周遊/フリー区間から発駅までの「かえり」乗車券
・三重交通バス伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
・伊勢神宮内宮⇔伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルを結ぶ「パールシャトル」の片道1回乗車券(事前予約制)
・オリックスレンタカー約30%特別割引(事前予約制)

【特急券あり/なし比較】例:近鉄名古屋⇔伊勢市(往復)
スクロールできます
経費時間
デジタルきっぷ+特急券(1340円)6480円
(3800円+1340円×2(往復))
約30分短縮(片道)
デジタルきっぷ(特急券なし)3800円
伊勢神宮参拝きっぷ(紙)特急券引換券付6100円約30分短縮(片道)
【特急券あり/なし比較】例:近鉄名古屋⇔伊勢市(往復)

特急に乗らなくてもいいから経費を安く抑えたいという方、少し割高でも特急券(座席指定)を早く買っておきたいという方にはデジタル切符が便利かもしれませんね。

経費を安く抑えたいなら特急券なしがベストですが、スーツケースなど大きい荷物を持って立ちっぱなしになる可能性もあるので、「絶対座りたい!」という方は特急券購入をオススメします。

伊勢神宮デジタルきっぷの良いところ・悩むところ
私が「良いな」と思う点

・切符を買うために駅や店舗に行く必要がない
・特急券がついていないので、旅費が安くなる
・特急券が必要な場合はネットで購入できる(しかも座席指定可)

私が「うーん・・・」と思う点

・特急券を別途購入した場合、「伊勢神宮参拝きっぷ」より割高になるかも・・・
・係員によるQRコード読み取りが必要な場合があるため、スムーズに行かないときがあるかも・・・
・スマホの電池がなくなったり、故障したりしたらどうしよう・・・

紙とデジタル両方の特徴を踏まえて、自分にとってはどちらが使いやすいか・お得かをしっかり見極めたいですね。

「伊勢神宮参拝きっぷ」 で「しまかぜ」に乗るには

「しまかぜ」に乗りたい方は、販売が開始されたら出来るだけ早く予約することをおすすめします。(特に連休など旅行者が多いとき)

・「伊勢神宮参拝きっぷ」の購入期間は1か月前から前日まで
・特急券の前売り開始は1か月前(同日)10:30から(2022年8月時点)
 (同じ日がない場合・例:10/31の特急券は10/1に前売り開始)

たまのじ

旅行出発1か月前の10:30に近鉄駅窓口で「伊勢神宮参拝きっぷ」を購入し、同時に「しまかぜ」の予約をするのがスムーズです。


私は「行きは絶対『しまかぜ』に乗りたい!」と思っていたので、出来るだけ早く予約したかったのですが、特急券前売り開始日の10:30には用事があって近鉄の駅には行けなかったんです。

そして、「伊勢神宮参拝きっぷ」 の購入と同時に特急券引換券特急券に換えたいと思っていました。

どうにかならないかなとネットでいろいろ調べて以下の情報を得ました。

・ 「伊勢神宮参拝きっぷ」 の特急券引換券は、ネットでの特急券購入には使えない
・特急券をネットで仮予約し、近鉄駅窓口で受け取るのは可(伊勢神宮参拝きっぷの特急券引換券と交換
 ※ネットの仮予約では、しまかぜの座席指定は出来ませんでしたが、号車の指定は出来ました。
・仮予約した特急券の受け取りは、予約日を含めて8日以内(乗車7日前以後に予約した場合は乗車前日まで

というわけで、特急券前売り開始日の10:30にネットで「しまかぜ」を仮予約し、その日に近鉄駅窓口で「伊勢神宮参拝きっぷ」を購入し、同時に特急券引換券に追加料金を払い「しまかぜ」特急券に換えることにしました。
ちなみに、私は仕事の都合上ほかの日に行けないので仮予約した日に受け取りに行きましたが、8日以内ならいつでも可能です。(乗車7日前以後に予約した場合は乗車前日まで)
また、仮予約をしなくても、座席に空きがあれば旅行当日でも特急券引換券を特急券に換えることができます。


↓↓近畿日本ツーリストでは、しまかぜで行く伊勢志摩プランが用意されています。

ネットで特急券を仮予約する

特急券の前売り開始は1か月前(同日)の10:30ということで、販売開始と同時にネットで仮予約をします。

狙うは一度は乗ってみたい特急「しまかぜ」

STEP
「しまかぜ」の乗車駅・降車駅を決める

1日に6本(3往復)しか走らない「しまかぜ」の時刻表を確認します。

スクロールできます
平日土・休日
大阪難波→賢島10:40→13:03 10:40→13:03
賢島→大阪難波16:00→18:2316:00→18:21
京都→賢島10:00→12:47 10:00→12:47
賢島→京都14:50→17:3514:50→17:32
近鉄名古屋→賢島 10:25→12:27 10:25→12:27
賢島→近鉄名古屋15:40→17:44 15:40→17:44
2021年12月現在

この他の乗車駅・降車駅の時刻に関しては、近鉄公式HP「しまかぜ」で確認出来ます。

私は大阪難波京都とで迷ったのですが、京都に決めました。
京都10:00発車「しまかぜ」を仮予約することにします。

STEP
近鉄HPから特急券予約ページへ

近畿日本鉄道公式HPにて仮予約をします。
インターネット予約・発売サービス」の「特急券予約・発売」をクリック。

近鉄公式HP
近畿日本鉄道公式HPより
STEP
新規会員登録する

特急券を仮予約するために、新規会員登録をします。
「新規会員登録はこちら」をクリックし、会員登録を済ませます。

近畿日本鉄道公式HPより
STEP
仮予約する

STEP3の「特急券予約・発売」ページでログインし、「特急券仮予約(駅で支払い)」をクリック。

近畿日本鉄道公式HPより

日付乗車時刻乗車駅降車駅を入力し、「検索開始」をクリック。

近畿日本鉄道公式HPより

列車が「しまかぜ」であることを確認し、「この列車を選択」をクリック。

近畿日本鉄道公式HPより

人数・座席タイプ・窓側/通路側・座席位置選択を入力します。
希望の号車がある場合は「号車から選択」を指定します。

近畿日本鉄道公式HPより
座席位置選択

「座席位置選択」では号車を選択できます

近畿日本鉄道公式HPより
スクロールできます
展望車両 グループ席車両 カフェ車両
大阪難波・京都発着1号車・6号車4号車 3号車
近鉄名古屋発着 1号車・6号車 3号車 4号車

※展望車両…床が72cm高くなっており、真っ青な空や緑が間近に迫る臨場感が体験できます。
※グループ席車両…サロン席(4~6人用)が3か所、和風個室(3~4人用)が1か所、洋風個室 (3~4人用)が1か所 あります。

車両編成については、近鉄公式HP「しまかぜ」の【車内のご案内】右下の「車両編成はこちら」から確認することが出来ます。

近畿日本鉄道公式HPより

希望の号車を選択します。

近畿日本鉄道公式HPより

内容の確認をし、「仮予約決定」ボタンをクリックします。これで仮予約が完了です。
私は仮予約完了時にプリントアウトして、購入時に駅に持って行きました。

近畿日本鉄道公式HPより

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「伊勢神宮参拝きっぷ」の購入・特急券の引き換え

「伊勢神宮参拝きっぷ」 を買える近鉄の駅へ行く

「伊勢神宮参拝きっぷ」 を買いに、近鉄の駅に行きます。
発売駅窓口は近鉄公式HP「伊勢神宮参拝きっぷ」で確認出来ます。

ちなみに、特急券を窓口で買える駅は「特急券発売駅一覧」で確認出来ます。「伊勢神宮参拝きっぷ」購入と特急券引き換えを同時に行わない場合には、参考にしてください。

私は近鉄八尾駅「伊勢神宮参拝きっぷ」を買うことにしました。そして同時に、その特急券引換券特急「しまかぜ」の指定席券に引き換えました。

「伊勢神宮参拝きっぷ」 の購入・特急券の引き換え

特急券購入窓口で『伊勢神宮参拝きっぷをください』と伝えました。乗車日時を伝え、プリントアウトしておいた特急券仮予約票を見せると、あとは駅員さんがスムーズに発券してくださいました。
(仮予約をしていなくてもこちらで特急券に換えることができます)

そして購入した切符を確認します。

伊勢神宮参拝きっぷ

左上から、引き換え済の「ゆき」しまかぜ特急券、「ゆき」乗車券、「かえり」特急券引換券、「かえり」乗車券、右上から三重交通バス指定区間内フリー乗車券、パールシャトル片道1回ご利用券(要予約)、そしてフリー区間内でのみ使用できる特急券引換券2枚となっています。特急券引換券は駅の窓口で特急券に引き換えてから使用します。

これらは全部、『伊勢神宮参拝きっぷ』に含まれています。(しまかぜ特急券は追加料金を払っています)

フリー区間乗車券は「かえり」の乗車券が兼用

たまのじ

確か『伊勢神宮参拝きっぷ』を買うと 、フリー区間(松阪~賢島間)が乗り放題だったはずなのに、そのチケットが見当たらないんだけど…

私はこんな疑問にぶつかりました。
しかし、「かえり」のチケットをよく見てみると、「本券はフリー区間の周遊および着駅までの乗車券です」と書かれています。

つまり、「かえり」の乗車券にフリー区間乗り放題が含まれているんです。

さらに詳しく説明していきます。

「ゆき」の乗車券はフリー区間(松阪~賢島間)で降りた時点で回収されてしまいます。例えば、京都から乗って鳥羽で降りる場合、鳥羽で改札を出る時点で回収されてしまいます。(鳥羽は松阪~賢島間にあります)

では、そのあと鳥羽から賢島へ行きたい時はどうすればいいのかというと、ここでもう「かえり」の乗車券を使うことになります。
鳥羽の改札で「かえり」の乗車券を使って入って賢島の改札から出たとしても、乗車券は回収されません。
フリー区間(松阪~賢島間)で乗り降りしている限りは「かえり」の乗車券が回収されることはないのです。

フリー区間以外で降車するとそこで回収されてしまうので注意が必要です。

たまのじ

フリー区間以外で降りてしまうと、「旅行が終わった」と判断されて回収されちゃうのね。

「伊勢神宮参拝きっぷ」と「しまかぜ」で、お得で快適な旅を!

今回は私が『伊勢神宮参拝きっぷ』で「しまかぜ」に乗った方法をご紹介しました。

伊勢神宮参拝きっぷ』と「しまかぜ」で、皆さんの伊勢旅行が素敵なものになること間違いなし!

少しでもお役に立てれば幸いです。

いい旅を。

たまのじでした。


↓↓近畿日本ツーリストでは、しまかぜで行くツアーが用意されています。

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