【岐阜】新穂高ロープウェイ|北アルプスの絶景を*ホテル穂高宿泊記

プロモーションを含みます

北アルプスの雄大な景色を見てみたい。そう思って行ったのが岐阜県の「新穂高ロープウェイ」。ロープウェイを乗り継いでたどり着いた先にある標高2,156mの展望台からは、西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳などの北アルプスの絶景を360°の大パノラマで眺めることができます。

今回は、ミシュラン二つ星の大パノラマまで導いてくれる「新穂高ロープウェイ」をご紹介します。

新穂高ロープウェイは緊急メンテナンス工事の為、下記日程で休業しています。
 第2ロープウェイ 2023年9月26日~11月9日
 ※第1ロープウェイは通常どおり運行

新穂高ロープウェイ
新穂高ロープウェイ
目次

ロープウェイを乗り継いで西穂高口へ

新穂高温泉駅からスタート

新穂高温泉駅

新穂高温泉駅に到着。ここからロープウェイを乗り継いで、西穂高口駅へ行きます。この駅から乗るのは第1ロープウェイ。まずは鍋平高原駅へ行きます。午後からは天気が崩れる模様。さあ、急いで出発します。

▼新穂高温泉駅入り口へ続く階段の手前に、新穂高ロープウェイの全体図があります

新穂高ロープウェイ全体MAP
新穂高ロープウェイ全体MAP

駅に入るととても大きな「さるぼぼ」が!

「ぼぼ」は飛騨弁で「赤ちゃん」と言う意味。「さるぼぼ」は「猿の赤ちゃん」という意味です。「猿」の音読みである「エン」に「縁」をかけて「良縁」「家庭円満」を、訓読みの「さる」に「去る」をかけて「病が去る」「災いが去る」という願いをこめたお守りです。

たまのじ

いろんな大きさや色のさるぼぼが用意されているので、お気に入りの「さるぼぼ」を見つけてね♪

鍋平高原駅からしらかば平駅へ

鍋平高原駅

鍋平高原駅です。ロープウェイで約5分で着きました。ここから3分くらい歩いて、第2ロープウェイ乗り場・しらかば平駅へ行きます。

鍋平高原駅を出ると第2ロープウェイ乗り場への案内看板があるので、それに従って進みます。

こちらがしらかば平駅。ここから第2ロープウェイに乗ります。

第2ロープウェイは日本で唯一の2階建てゴンドラ。2020年のリニューアルで、オーストリア・カルバテック社製のヨーロピアンデザインの車体が採用されました。視界がとても広がり、標高2,000mを超える絶景を楽しむことができます。

西穂高口駅*大パノラマが広がる屋上展望台が魅力

西穂高口駅展望台

西穂高口駅に着いてまず向かったのは屋上展望台。天気が危ぶまれる中、絶景を見ることができました。ミシュラン2つ星の大パノラマが目の前に広がります。

笠ヶ岳

こちらは笠ヶ岳

見にくいですが、水平にしま模様があります。このしま模様はかつてカルデラ火山であったことの証。約6500年前に火山活動により巨大な窪地「カルデラ」ができます。カルデラ内に火山灰や溶岩が繰り返し堆積し、溶結凝灰岩とほかの火山噴出物が交互に重なって層をなします。
その後の隆起により作られたのが飛騨山脈。隆起に伴う浸食で、溶結凝灰岩は急な岩壁を作り、それ以外は緩斜面となり、しま模様ができました。

標高差1600mものカルデラの断面を観察できる世界でも珍しい貴重な景観だそうです。

奥にひょっこりとみえるのが槍ヶ岳

赤で丸く囲んだところは「小槍」と呼ばれます。アメリカ民謡を原曲とする日本の「アルプス一万尺」の歌詞にある「小槍の上で」の「小槍」はここのことです。また、「尺」は長さの単位で、一尺=約30.3cm。「一万尺」は3,030mとなり、槍ヶ岳の標高3,180mとほぼ一致します。

これらの山の名前は下の説明図を見るとわかります。
この説明図があるので、上の写真のそれぞれの山の名前がわかりますね

展望台には柵のところに説明図があり、どれがなんという名前なのかがわかりやすくなっていました。

私が訪問したのは9月。こんな青々とした山もとても素敵ですね。雪の積もる季節にも来てみたいです。

引用:写真ac

山びこポスト

このポストは、通年集配可能なものとして日本最高所にあるとのこと。記念に絵ハガキや「はが木」を送ってみてはいかがでしょうか。

はが木」とは、オリジナルの木のハガキ。購入できるのは西穂高口駅の売店でのみ。切手も販売していて、ペンも置いてあるので、現地ですぐポストに投函することができます。

購入した「はが木」に切ってを貼って・・・
投函しました♪

頂の森

西穂高口駅から外に出て「頂の森」に行くことができます。頂の森はまだまだ開発中の模様。一部解放されているエリアを探索してきました。

西穂高口駅4階から頂の森へ降りる階段。右手に見えるのが「森のテラス」です。

階段上のベンチになっています。皆さん、お話をしたり本を読んだりして、大自然の中で思い思いに時間を過ごされています。

森のテラスからの景色です。工事中なので残念な点もありますが、向こうに見える山の景色がいいですね。

この森のテラスの前方にあるのが「森のカウンター」。下の写真の赤い丸の部分です。

「森のカウンター」から見える景色です。ロープウェイの発着や白山方面が眺められます。訪問したときは天気が悪かったので見晴らしはいまいちですが、すっきりと晴れた日や雪が積もる頃などはとてもきれいな景色になるだろうなあと思います。ドリンクを飲みながら、眺めてみてはいかがでしょうか。

「森のテラス」「森のカウンター」からさらに奥にすすむと、なんだかよくわからないものが。

特に看板などもなく、なんだろうと思っていたのですが、頂の森MAPに「丸太渡り」と書いてありました。子供たちの遊具として作られたのでしょうか。

少し先に行くと、今度は「水場」というものがありました。

これは何でしょうか・・・。丸太から三本の筋になって水が垂れてきているので、手を洗うのかな?ここらへんが整ってくると、看板なども設置されるんでしょうね。

水場から反時計回りに回ると見えてくるのが「槍の回廊」。

駅から100mほどの位置とのこと。ブーメランのように張り出したデッキです。北アルプスの山々がとても美しく見られるとのことですが・・・。

残念ながら曇っていていまいちでしたが、遠くの方に見える山々はとてもきれいですね。

槍の回廊の後ろにあるのは「森のテーブル」。写真を撮り忘れたので、公式インスタグラムからご紹介します。

2022年10月に第1期エリアがリニューアルオープンした時の画像です。お弁当を持って来て、または喫茶・軽食店でテイクアウトして、自然の中で食べるのもいいですね。

まだまだ開発途中の「頂の森」。完成するのが楽しみです♪

喫茶・軽食「マウントビュー」

お昼ご飯は喫茶・軽食「マウントビュー」で頂きました。今回注文したのは「飛騨牛カレー」と「飛騨豚カツカレー」です。

飛騨牛カレー
飛騨牛カレー
飛騨豚カツカレー
飛騨豚カツカレー

地元食材にこだわった、ここでしか味わえないメニューのほか、写真映えするスイーツもありますので、是非、立ち寄ってみてください!

メニュー

西穂高口駅 売店

頂Tシャツ

この売店では、ここでしか手に入らいない限定商品がいくつかあります。また、「頂」シリーズが人気のよう。私もこの「頂Tシャツ」がかわいいなと思いました。他にも、地元産えごま入りの餡を餅で包んだ「雲海餅」、2階建てゴンドラのオリジナルチョロQ、ゴンドラを実際に引っ張っていたワイヤーを使用した「絆さるぼぼ」などたくさんのお土産が売っています。「はが木」もここで買えますよ。

それではロープウェイで乗り継ぎ駅まで下って行きます。

しらかば平駅・鍋平高原駅*休憩スポットが充実したエリア

しらかば平駅の足湯

足湯

しらかば平駅のすぐ横に足湯があります。第2ロープウェイの発着が見える位置にあるので、眺めながらゆっくり浸かることができます。大自然の中の足湯、とても気持ち良さそうですね。

アルプスのパン屋さん

しらかば平駅の2階にあるパン屋さん「アルプスのパン屋さん」。クロワッサンやゴンドラ食パンが人気。アルプスのプリンをはじめとするスイーツもいろいろ売っています。

私は飛騨牛乳を使った半熟チーズケーキ生シュークリームを買いました。美味しかった♪

半熟チーズケーキと生シュークリーム

おいしそうなパンもたくさん売っていました。皆さんも覗いてみてくださいね。

アルプスのパン屋さん

その他の施設

このエリアには他にも、北アルプスの山々の楽しみ方を伝える資料館・新穂高ビジターセンター「山楽館」や、かけながしの天然温泉露天風呂「神宝乃湯」、全長2.3kmの自然散策路、ソフトクリームや飛騨牛コロッケがあるテイクアウト「パノラマ」、様々な美術・工芸品をご紹介するギャラリー・高原の画廊「飛騨乃風」などがあります。

それでは最初の駅、新穂高温泉駅へと戻ります。

新穂高温泉駅*mont-bellコーナー&限定グッズ販売

喫茶・軽食「笠ヶ岳」

画像:公式サイトより

1階には喫茶店があります。ドリンクや軽食が用意されているので、待ち合わせにも便利そうです。

メニュー(一部)
・チキンカレー ・山麓醤油ラーメン ・飛騨牛コロッケ ・パンケーキ ・カレーパン

新穂高温泉駅売店

売店にはmont-bellコーナーが!限定グッズの「36(山麓)」グッズも用意されています。その他、飛騨牛の加工品や地酒などの飛騨特産品をはじめ、ロープウェイ限定の商品もたくさんありますよ。

新穂高ロープウェイ 営業時間など

新穂高ロープウェイの営業時間などをお知らせします。
運休や情報の変更などの可能性がありますので、必ず公式サイトでご確認ください。

新穂高ロープウェイは緊急メンテナンス工事の為、下記日程で休業しています。
 第2ロープウェイ 2023年9月26日~11月9日
 ※第1ロープウェイは通常どおり運行

営業時間

通年営業 ※天候不良・定期点検の場合、運休あり

第1ロープウェイ:毎時00分・30分発
第2ロープウェイ:毎時15分・45分

運賃

第1・第2ロープウェイ連絡(往復の場合):大人3,300円、こども1,650円
第1ロープウェイ(往復の場合):大人700円、こども350円
第2ロープウェイ(往復の場合):大人3,200円、こども1,600円

お得な「お得~ポン」もあります!
期間:2024年3月31日まで

【おとなの場合】4,000円
・ロープウェイ往復乗車券3,300円
・飲食・買い物チケット1,500円
2つで計4,800円→4,000円

飲食・買い物チケットは、新穂高ロープウェイ内の各店舗や「神宝乃湯」などで使えます

「星空観賞便」自然のイルミネーションを見に行こう

新穂高ロープウェイでは期間限定で「星空観賞便」を運行。広大な夜空にきらめく無数の星を、標高2,156メートルの位置にある西穂高駅展望台から見上げます。私も行ってみたかったのですが、日時が合わず、断念。いつかは行ってみたいなあと思います。
※第1ロープウェイは夜間の運営はしないため、星空観賞便を利用する時は、第2ロープウェイ手前の鍋平高原駐車場(有料)まで車で行く必要があります。

詳しくは公式サイトで。特設ページに行くと、YouTubeでも見られますよ。

新穂高ロープウェイ近辺での宿泊は「ホテル穂高」がおすすめ

「ホテル穂高」は新穂高ロープウェイの目の前

今回私が利用したホテルは「ホテル穂高」。下の写真は新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅から撮った写真です。

右の白い建物が「ホテル穂高」

まさに目の前にホテルがあります。チェックイン前に到着したのでホテルの方に問い合わせると、車を駐車場に停めてロープウェイへ行ってもいいとのことで、とても助かりました。

「露天付き特別ツインルーム」は自然の中でくつろげる部屋

今回親戚と一緒に泊まったので2部屋を予約。露天風呂付きの部屋が1つだけ空いていたので、親戚の方はそちらに宿泊。そしてお部屋を見せてもらいました。

お風呂はこんな感じ。

まあ、ゆったりと足を伸ばせるというわけにはいかなさそうですが、ここから見上げる景色が・・・

とてもキレイ!!うまく写真を撮れなかったのですが、空気も澄んでいて、でも硫黄のにおいもして。カメラに入りきらないほど山々に囲まれていて。朝早くにお風呂に浸かりながらこんな景色が見れるなんて、とても贅沢ですね。

お風呂の隣にはこんなふうにくつろぎスペースも。春や秋だとここでゆっくりと時間を過ごすのもいいかもしれませんね。

お部屋はこんな感じ。このお部屋は「露天付特別ツインルーム」。写真には写っていませんが、マッサージチェアも置いてありました。

「スタンダードツインルーム(山側)」でも絶景が堪能できる

一方、私たちが泊まったのは、「スタンダードツインルーム(山側)」。

十分な広さで、ソファも用意されています。(ベッドをクシャっとさせてしまったのは私です・・・)ここからの景色はと言うと・・・。

こんな感じです。雄大な自然を感じるには申し分のないお部屋。とても気持ちが良かったです。

「飛騨牛サーロイン会席」を堪能

さてさて、夕食は「飛騨牛サーロイン会席」。いろいろなお料理があって見た目にも楽しく、おいしくいただきました。とりあえず「季節の利き酒セット」を注文。

先付けは「萩豆腐 グリンピース出汁」、前菜の「銀鱈低温煮」「蒸宿儺南瓜 山葵チーズソース」など、そしてお造りは「奥飛騨蝶鮫」「奥飛騨サーモン」「飛騨産湯葉」などです。

こちらは「岩魚の串焼き」と「飛騨モッツァレラ入り汲み上げ豆腐」。「イワナは川魚ですので、背を手前にしております」と丁寧に説明していただきました。

A5等級飛騨牛サーロインとモモ肉の陶板焼き」と野菜いろいろ。自分で焼いて。わさびや塩、たれで食べます。

玉子豆腐 飛騨トマト入りソース」と「宗和流活け盛り膾」。豆腐もなますも創作料理っぽいですね。めずらしい感じで楽しめました。

私が今回はまったのがこの「玉蜀黍ご飯蒸し篭蒸し 飛騨産コシヒカリ」。「玉蜀黍」は「とうもろこし」。もちっとしててとうもろこしの甘味もあってとてもおいしかったです。「糀屋柴田春次商店の味噌汁」「大根と人参の糠漬け」と一緒に。

デザートは「自家製チーズテリーヌ」と「パンナコッタ」、「オレンジとパイン」です。おなかがいっぱいになりました。

コーヒーや紅茶など自由に飲める飲み物も用意されていたので、食後にどうぞ♪

大自然の中の露天風呂

画像:公式サイトより

こちらは内風呂。泉質は単純硫黄泉で、かけ流しです。

画像:公式サイトより

こちらが露天風呂。上の方に山々を眺めることができます。「硫黄泉」と「単純泉」の2種類の露天風呂を楽しむことができます。湧出量が豊富で、常にかけ流し。自然の中で、ゆっくりと体を休めることができます。14:30~翌朝9:00まで利用できるのも嬉しいですね。真ん中の前の方に小さな丸い浴槽が2つあり、硫黄泉と単純泉それぞれを少し熱い温度で楽しむことも出来ました。

朝食は和食*朴葉味噌でほっこりと

朝食は和食でした。ちょこちょこといろんな料理が楽しめます。

3種類のお魚は自分で焼いて食べるスタイル。

サラダとお味噌汁、ヨーグルトもついていました。

楽しみにしていた朴葉味噌。ごはんと一緒に食べると、気持ちがほっこりしました。

ロープウェイに行くなら「ホテル穂高」がおすすめ

ロープウェイのすぐ横にある「ホテル穂高」。景色も良く、ロープウェイを利用する方には便利なホテルです。先ほどご紹介した新穂高ロープウェイの「星空観賞便」とセットになったプランもあります。そのプランで宿泊すると、第2ロープウェイまで送迎バスでいけるそうですよ。

ホテル穂高」。気になった方は是非チェックしてみてくださいね。

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新穂高ロープウェイに乗って大自然の中へ

今回は「新穂高ロープウェイ」をご紹介しました。奥まった場所にあるのでアクセスがいいとは言えないのですが、そのデメリットがちっぽけになるくらいの感動が待っています。私も今回の旅は新穂高ロープウェイに行っただけで、ほぼほぼ車に乗っていただけ。次に行く機会があれば、近くの平湯温泉平湯大滝奥飛騨クマ牧場飛騨大鍾乳洞高山の街めぐりなどをしたいなあと思っています。皆さんも是非。

この私の経験が、皆さんの旅のプランに少しでもお役に立てば嬉しいです。

たまのじ

皆さんの旅が最高の旅になりますように

いい旅を。

たまのじでした。

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