「坂ノ途中」で野菜を買ってみました
「100年先も続く、農業を。」
この言葉が目に入った時が、私が「坂ノ途中」を知った時でした。
「坂ノ途中」は野菜などの定期宅配を手がける会社。野菜にこだわりがあることはもちろん、農業の未来についてもとてもしっかりとしたビジョンがあって、「坂ノ途中」のことを知ってから、「ぜひここで野菜を買ってみたい」と思っていたのです。
「坂ノ途中」を知らない方・気になっている方には、まず公式サイトの閲覧を強くおすすめしたいです。私が説明するよりも、公式サイトを見て頂いた方が正確な情報を得られるだろうし、熱い思いが伝わってくるだろうからです。きっと心に響くものがあるはず!
▼公式サイトはこちらから
私は公式サイトを見て、「この野菜を食べてみたい」と思いました。「まだ出会ったことのない野菜を食べてみたい」とも。そして、近畿圏である京都に会社を構える「坂ノ途中」を応援したい!と思って、野菜の定期購入を始めてみることにしました。
それでは送られてきた野菜を紹介していきます。
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「坂ノ途中」から届いた野菜を紹介します
今回届いたのはこちらの8品+おまけ1つ。ひとつずつ紹介していきます!
旬のお野菜セット(S)1~2人分 2,780円
春系キャベツ*ゆたかわファーム(愛知県東栄町)
柔らかい食感の春キャベツが届きました。キャベツは農薬を使わずに育てるのが難しい野菜だそうです。虫はキャベツが大好きというイメージ、確かにありますよね。よーく洗ってから食べますよ。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
コールスローサラダ、千切りキャベツ、蒸し野菜
ケールの菜花*キセツノオヤサイ葉屋(高知県香美市)
菜花って、いろんな野菜の菜花があるんですね。今回届いたのは「ケールの菜の花」。この時期にしか食べられないそうです。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
おひたし、和え物、炒め物、味噌汁、キッシュ、うどん、ちらし寿司
玉ねぎ*サンサンクラブ(兵庫県南あわじ市)
大きい玉ねぎと小ぶりな玉ねぎです。玉ねぎは幅広く使えて、とても助かるお野菜ですね。今回は南あわじ市から届きました。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
炒め物、煮物、煮込み料理、グラタン、玉ねぎステーキ、レタスと玉ねぎの卵炒め、丸焼き
白ネギ*八頭船岡農場(鳥取県八頭郡)
私、すき焼きの具の中では白ネギが一番好きなんです。とろとろになるまで煮た時のあの甘さがたまらなく好き。じっくり焼くのもとてもおいしいですよね。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
炒め物、グリル、天ぷら、ポタージュ、マリネ、鍋
てげえのき*加藤えのき(宮崎県宮崎市)
てげえのき、見たことがなくて興味津々です。サッと火を通すとシャキッとした歯ごたえ、じっくりだとトロリとした食感らしいです。気になる・・・。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
炒め物(塩・バター)、鍋、スープ、煮物、和え物
さといも*みよしファーム(高知県四万十町)
煮っころがしにして食べるのが好き。さといもです。皮を剥ぐのが面倒くさいなあと思いつつ、あの味を求めてついつい買ってしまいます。今回は何にしようか・・・。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
煮物、揚げ物、味噌汁、炊き込みごはん、グラタン
長いも*のらくら農場(長野県佐久穂町)
ねばねばとろとろがたまらない長いもです。ほくほくさせてもおいしいんですよね。さらにシャキシャキでも。その時の気分に任せて作ろうかな。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
炒め物、ソテー、揚げ物、とんぺい焼き、とろろごはん
切り干しダイコン*丹波しのたろう農園(兵庫県丹波市)
ストックがあると便利な切り干し大根。いつも私が使うものよりも乾燥しています。煮物と味噌汁しか作ったことないけれど、切り干しダイコンはよく使う乾物。
▼スタッフさんおすすめの食べ方
煮物、サラダ、炒め物、炊き込みご飯
【おまけ】キウイ*ヒャクマス(大分県臼杵市)
毎回おまけが付くそうです。今回はキウイ!このままスプーンでくりぬいて食べちゃいました。
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「坂ノ途中」の野菜で作った料理*ざっくりレシピつき
菜花のパスタ
菜花はパスタにしてみました。ほんのりとした苦みとブロッコリーのような甘さがとてもおいしいお野菜。にんにくとアンチョビ、塩胡椒だけのシンプルパスタで、菜花が主役の一品ができました。
パリパリキャベツ
せん切りにしたキャベツを餃子の皮で巻いて焼いてみました。餃子を焼く時のように、まずは蒸してから、最後はごま油を加えてパリッと焼きます。小ネギを散らしてポン酢をかけ、七味をかけてできあがり!キャベツを楽しむよりお酒を楽しむための一品になってしまいましたが、キャベツの甘味もきちんと楽しめます。
【つくり方】パリパリキャベツ
キャベツのサラダ
キャベツをサラダにしてみました。私はキャベツを生で食べるのに少し抵抗があるんです。キャベツをサラダにして生で食べた時、なんだか臭いというか、あんまり美味しくない時がありませんか。かと思うと、産直のお店で買ったキャベツがとびきり美味しい時もある。今回のキャベツはとても美味しく食べることができました。
【つくり方】キャベツのサラダ
さといものサラダ
さといも全部と大きい玉ねぎの1/4を使って、里芋のサラダに。ポテトサラダの要領で作りました。ホクホクもねっとりも楽しめるさといもは煮物以外でもおいしいですよね。玉ねぎの心地よい辛さもアクセントに。今回の隠し味は味噌です。
【つくり方】さといものサラダ
キャベツと玉ねぎのミルクスープ
大きい玉ねぎの1/4と残りのキャベツを使って、ミルクスープを作りました。キャベツと玉ねぎとにんじんの甘味にベーコンの旨味をプラス。まだちょっと寒いこの季節、温かいスープであったまりましょ。
【つくり方】キャベツと玉ねぎのミルクスープ
玉ねぎのソテー
小さな玉ねぎの半分をソテーにしました。玉ねぎのポテンシャルを信じて、塩だけで焼いて仕上げにブラックペッパーをパラッ。これだけで十分立派な一品になるんだから、すごいですよね。焼き色は必ずつける!これが鉄則です。(ホントはもう少し焦がす方が好き)
【つくり方】玉ねぎのソテー
玉ねぎの味噌汁
小さい玉ねぎの残り半分は味噌汁にしました。私が味噌汁の具で一番好きなのは玉ねぎ。玉ねぎをスライスしてトロッとするまで火にかけて出来上がった味噌汁がとても好きなんです。たっぷり玉ねぎの入ったお味噌汁を飲めば、心はとても癒されます。そう、汁椀が剥げていることなんてどうでもいいと思えるくらいに。
白ネギと玉ねぎのチヂミ
太い方の白ネギ半分と、白ネギ2本の青い部分、そして大きい玉ねぎの残りの半分を使って、チヂミをつくりました。小麦粉と片栗粉でつくった生地はもっちもち。そしてじっくりと焼いたので、玉ねぎと白ネギの甘味がすごいのなんの。それをポン酢と七味のさっぱりダレで食べると、もう幸せなのです。
【つくり方】白ネギと玉ねぎのチヂミ
白ネギと鶏もも肉の焼き鳥
太い方の白ネギの残りの半分と鶏もも肉を焼き、タレで仕上げました。もも肉も白ネギも焦げ目がつくまで焼くと、鶏の焦げの旨味に白ネギの甘味が加わって、お酒のすすむ一品に。ああ、白ネギがおいしい。
【つくり方】白ネギと鶏もも肉の焼き鳥
長いものソテー
長いもを1.5cm厚さに2枚切って、ソテーにしました。長いもはぜひ皮ごと使ってみてください。よーく洗って。私はひげも取りませんでした。切ってフライパンでこんがり焼いてちょっと醤油をまわしかけるだけ。仕上げにかつお節をかけると、とってもおいしい長いものソテーの完成!皮ごとの方が楽ちんでおいしいですよ。
【つくり方】長いものソテー
長いもと白ネギのバター醤油炒め
長いものステーキの残りの長いもと細い方の白ネギの半分、冷凍していたエリンギを、バター醤油炒めにしました。長いもはあいかわらずホクホク、白ネギもやっぱりトロッとしていて、間違いのないバター醤油味が全体をきちんとまとめていて、お箸の止まらない一品となりました。加えたエリンギの食感と振りかけた青ネギのさっぱりさが、さりげなくアシストしています。
【つくり方】長いもと白ネギのバター醤油炒め
てげえのきと白ネギの炒めもの
半分量のてげえのきと細い方の白ネギの半分で、炒め物にしてみました。ちくわの味にも負けないほどの白ネギの甘さ・てげえのきの旨味で、味付けは塩胡椒のみでしたがとてもおいしい一品となりました。てげえのきのシャキッと感と白ネギのトロッと感が対照的で、おもしろい食感でした。
【つくり方】てげえのきと白ネギの炒めもの
てげえのきのチーズ焼き
残り半分のてげえのきは、チーズと一緒に焼いてみました。こちらもチーズに負けないえのきの旨味がすごい!こちらはじっくりと焼いたので、ほんとにとろっとなりました。(大葉がない方がおいしかったです)チーズがカリッとするまで焼きました。
【つくり方】てげえのきのチーズ焼き
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「坂ノ途中」の野菜の感想
今回初めて購入した「坂ノ途中」のお野菜。
「おいしい!」と思って食べたのですが、それが特別かどうかはよくわかりませんでした。でも、私よりも味のわかる主人は「お、なんかおいしいな」とつぶやいていました。(わからない自分が悔しい…)
ただ、私みたいに味の違いは分からなくても、やっぱり「栽培期間中、化学合成農薬や化学肥料は原則不使用」というのは安心。できるだけ体にいいものを食べたいから。
新しく野菜作りを始めた農家さん、小規模な農家さんも応援できる、というのもポイント。実家にいた時、庭でちょこっと野菜を育てたことがあるけど、かなり大変。なかなかうまく育てられないし、うまく育っても食べる一歩手前で虫にかじられちゃったとかもあるし。今は引っ越して野菜を育てるのはあきらめてしまったので、一生懸命野菜を育てている人を応援したい!と思ってしまうのです。
そして私が「坂ノ途中」を選んだ最大の理由が、めずらしいお野菜や季節限定のお野菜が届くから。今回の中では「てげえのき」「菜花」がそれにあたります。野菜の直売所や道の駅などが近くにないので、たまに見慣れない野菜を見ると興奮して買ってしまい、「どうやって食べるのかな」とネットで調べたりして作るのがとても楽しいのです。
ちょうど今は「端境期」(野菜の旬である夏と冬にあたらない時期)らしく、野菜の種類がそんなに多くないようです。めずらしいお野菜にもっと巡り逢える日を楽しみに、次回からも購入していこうと思います。
めずらしいお野菜でも、保存の仕方・おすすめの使い方・レシピなどを坂ノ途中さんが教えてくれます。「わからない」がないので、新しい野菜にもチャレンジしやすいし、いつものお野菜ももっと美味しく食べられますよ。
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