神戸市市街地の西から北にかけて位置する六甲山。日本三百名山、新日本百名山のひとつとしても知られています。
有馬温泉へつながる六甲有馬ロープウェー「六甲山頂駅」から摩耶山山頂近くの摩耶ロープウェー「星の駅」までの間には、文化施設や宿泊施設などがたくさん。
まったりとした時間を過ごしたい方に向けて、とっておきのモデルコースをご紹介します。是非、ご覧ください。
このモデルコースは2023年5月時点での情報、【春ダイヤ・日曜日】の時刻表でご案内します。また、運行時間や施設の営業時間変更などがあるかもしれませんので、お出かけ前には必ず公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
8:20 六甲ケーブル「六甲ケーブル下」駅を出発!
ケーブルカーで六甲山上へ
まず、六甲ケーブルカーで「六甲山上」駅を目指します。1時間に3本ほど運行する六甲ケーブルカー。六甲山上駅までは約10分で到着します。今回乗ったのは「クラシックタイプ」。
このケーブルカーは山上側が電車のような箱型、山下側はトロッコ車両のような展望車両となっているのがおもしろいところ。自然の空気を楽しみたい方は山下側、室内がお好みの方は山上側がおすすめ。
途中ですれ違うもうひとつの車両は、緑と黄色の「レトロタイプ」です。
8:40発のケーブルでも次に乗る9:00発のバスに間に合いますが、8:40発のケーブルが着く前にバス停に並んだので、六甲山牧場まで座って行けました!
六甲山上駅到着。ここから六甲山牧場へ行きます。
バスの待ち時間に「天覧台」へ
8:20のケーブルカーで到着した方には、六甲山上駅の上にある「天覧台」がおすすめ。昭和天皇がお立ち寄りになられたこの天覧台。大阪平野部から和歌山方面までワイドに広がる景色が一望でき、夜には1000万ドルの夜景が輝くそうですよ。
六甲・摩耶スカイシャトルバスで「六甲山牧場」へ
この駅からは2方面へのバスが発車するので、乗り間違えに注意!
【六甲山上バス】
六甲ガーデンテラス
ROKKO森の音ミュージアム 方面
【六甲・摩耶スカイシャトルバス】
六甲山牧場・摩耶 方面
六甲山牧場へ行くので、六甲・摩耶スカイシャトルバスに乗ります。
↓↓お出かけ前に、六甲ケーブルとバスの時刻表の確認を!↓↓
※六甲ケーブルは時刻表の時間に上り・下りが同時に発車します。
六甲・摩耶スカイシャトルバスは、日曜日は阪急バスによる運行です
【六甲・摩耶スカイシャトルバス】
9:00 六甲ケーブル山上駅→ 9:13 六甲山牧場
9:15 六甲山牧場:かわいい動物たちとふれあう
六甲山牧場に到着。バス停の目の前なので、迷うことはありません。
入場料 | 大人 | 小・中学生 |
3~11月 | 600円 | 200円 |
12~2月 | 400円 | 200円 |
牧場の動物たち
入場口を入るとすぐ、ヤギがいます。「ヤギのえさ(200円)」もあるので、是非チャレンジしましょう。(9:30~15:00頃まで・雨天中止)
ヤギのえさが入っている「もなか」はヤギにはあげず、返却箱に入れてね。
馬やポニーの乗馬体験もできますよ(雨天中止)。料金は800円です。(親子乗馬は2人で1,200円)
こんなふうに、毎日9:30~15:30くらいの間、牧場内を羊が自由に歩き回っています(雨天中止)。この他、乳牛やウサギ、モルモット、牧羊犬も見ることができます。
また、牛乳を使ってバターやアイスクリームなどを作る体験教室や、牧羊犬が羊たちを追い込むシープドッグショー、うさぎのえさやり体験など、楽しいイベントも開催されています。
※開催日時などは公式サイトでご確認ください
【Bakery&Cafe DELPAPA】でチーズシェイクとサンドイッチはいかが?
毎日焼いているパンや牧場のチーズを使ったサンドが食べられるのが「Bakery&Cafe DELPAPA」。六甲山の山並みを眺めながら食べたのは、「カマンベールチーズと3種のハムサンド」と「チーズシェイク」。他に六甲山牧場カマンベールチーズを使った「チーズドッグ」やいろいろなパンも楽しめます。
神戸チーズ入りソフトクリーム
こちらが人気の、六甲山牧場オリジナル「神戸チーズ入りソフトクリーム」。六甲山牧場のチーズ工房で作ったカマンベールの風味がたまらなくおいしい。多くの人が買って食べていました。
動物と自然をたっぷり楽しめる六甲山牧場はイチ押しのスポットなので、是非足を運んでみてください!
それでは12:11発(日曜日)のバスでROKKO森の音ミュージアムへ
【六甲・摩耶スカイシャトルバス】
12:11 六甲山牧場 → 12:18 記念碑台
↓(六甲山上バス停へ徒歩2分)
【六甲山上バス】
12:38 記念碑台 → 12:40ミュージアム前
記念碑台でのバス乗り換えの際に通る「六甲山ガイドハウス」にはお手洗いがあります。また、ガイドハウス右手の階段をのぼっていくと広場があります。
ベンチに座って景色を眺めながら休憩することもできますよ。
12:45 ROKKO森の音ミュージアム:音と自然に癒されよう
六甲高山植物園にも行くなら「2施設共通券」がおすすめ
「ROKKO森の音ミュージアム」に到着。入場券を購入します。
入場料は大人1500円。このあとお隣の六甲高山植物園に行く場合は、「2施設共通券(1900円)」がおすすめ。
六甲高山植物園の入場料は900円なので、500円もお得になりますよ。(六甲高山植物園の冬季休園中は共通券の販売はありません。)
※共通券の販売は15:30まで。
【森の音ホール】演奏家のいないコンサート
まずは「森の音ホール」のコンサート。ここではアンティーク・オルゴールなどの自動演奏楽器やからくり人形のコレクションが展示されています。そして、そのコレクションの演奏を楽しむコンサートが毎日開催されています。(各回20~30分)
【SIKIガーデン】自然に囲まれた音の散策路
六甲山の四季折々の自然の表情を楽しめるナチュラルガーデン「SIKIガーデン」。
建物から出るとまずは目の前に大きな池。「ヒツジグサの池」です。
この庭には「音」に関するものがいっぱい!座ったら音楽が流れるベンチや撫でると鳴く木製の鳥、音が聞こえる貝殻など。いろんなものがあるので、見つけるたびに試してみるのも楽しいですね。
ハンモックに揺られるのも気持ちがいいですね。
途中でみつけたツリーハウス。階段を上がって中をのぞいてみると、こんなにかわいいお部屋が。
自然に囲まれながらゆったりとした時間が過ごせそうですね。
【SIKIドーム】360度クリアな視界の透明ドーム
この庭に2つある「SIKIドーム」(有料)。訪問した日は、日差し除けに布がかけられていました。
開催日は2023年3月18日(土)~11月23日(木)。1日2組限定の完全予約制です。(11月24日以降は公式サイトでご確認ください)
【森のCafé】自然の中でカフェタイム
ワンプレートランチやカフェメニューがいただける「森のCafé」。「地産地消」「アニマルウェルフェアへの配慮」などサスティナブルな社会の実現を意識したこだわりのメニューが提供されています。「森の音」に包まれながら素敵なランチやカフェが楽しめそうですね。
次はここから歩いて2分くらいの六甲高山植物園へ行きます。
徒歩
14:00 ROKKO森の音ミュージアム→ 14:05 六甲高山植物園
14:05 六甲高山植物園:海抜865mの六甲山頂付近に位置する植物園
海抜865mの六甲山頂付近に位置する「六甲高山植物園」。冷涼な気候を生かして、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物、山野草など、約1,500種が野生に近い状態で栽培されています。
↓入り口近くのこの場所は、写真映えするスポット!
↓こちらが六甲高山植物園の見どころのひとつ、「ロックガーデン」。
ロックガーデンとは高山植物を平地で楽しむために造られる造園形式のひとつです。高山の岩場の風景を模し、自然に近い状態で高山植物が観賞できるように工夫されています。高山帯に比べ、温度、湿度の高い平地で高山植物を栽培するために、特に水はけ、通気性が重視されます。
神戸・六甲山公式おでかけサイト より
他にもたくさんの花が咲いていました。
木漏れ日が揺れるナツツバキ広場にはハンモックとカフェワゴンが。風や鳥のさえずりに耳を傾けながらゆったりしたひと時が過ごせます。開催日程を確認してくださいね。
ハンモックカフェ
【日程】 4/29(土)~8/6(日)の土日、8/11(金・祝)~15(火)の毎日 ※雨天中止
【時 間】 11:00~16:00(15:30 L.O.)
【場 所】 ナツツバキ広場
【メニュー】 挽き立てコーヒー、お菓子など 300円
木漏れ日のテラスや落ち着いた店内でランチやカフェをいただける山小屋風の喫茶店エーデルワイス。ちょっと休憩もいいですね。
山小屋カフェ エーデルワイス
【営業時間】11:00~16:30 16:00L.O.
【定休日】木曜日 ※ 5/4(木)~6/15(木)、7/20(木)~11/23(木)の期間は営業(2023年)
【お問い合わせ】078-891-1247(六甲高山植物園と共通)
それでは次は六甲ガーデンテラスに行きます。
【六甲山上バス】
15:41高山植物園 → 15:44六甲ガーデンテラス
徒歩で行くと約20分です
15:45 六甲ガーデンテラス
【六甲枝垂れ】写真映えするおしゃれな展望台
六甲山の上で大きな存在感を放つ「自然体感展望台 六甲枝垂れ」。「山の上に立つ一本の大きな樹」がコンセプトだそうです。
展望台エリア入口の横に木でできたおにぎりが並んでいました。「自分で縁を感じるおにぎりを選んで、大切な人や物事を想って願いを込め、そのおにぎりを持って展望台エリアを円を描くように観覧し、良縁祈願する」というもの。ユニークですね。
また、陽の沈む頃やライトアップの時の枝垂れも見どころ。六甲山の夜景と一緒に、こちらも楽しめます。
料金(2023年5月時点)
大人(中学生以上)1000円
こども(4歳~小学生)500円
【見晴らしのデッキ】景色を眺めながらソフトクリーム
フードテラス奥にある「見晴らしのデッキ」にやって来ました。主に大阪方面の夜景を眺めることができます。また、ここでは「かわらけ投げ」ができます。土でできた素焼きの皿「かわらけ」をできるだけ遠くまで飛ばすという、厄除けの願いを込めた古くからある遊びです。
暑い時期には、ソフトクリームを食べながら景色を眺めてはいかがでしょうか。
【見晴らしのテラス】階段状のテラスで絶景を楽しむ
こちらが「見晴らしのテラス」。明石海峡や大阪平野、関西国際空港などのパノラマが眼下に広がります。階段状になっているので、訪れた人は思い思いに腰を掛けて絶景を楽しんでいました。
【見晴らしの塔】圧巻のパノラマの景色を楽しむ
こちらが「見晴らしの塔」です。ヨーロッパの古い建物をイメージして造られた高さ11mの塔。中はらせん状の階段になっていてのぼることができます。
【グラニットカフェ】おしゃれな料理と絶景を楽しむ
旬の食材を使ったシェフ特製のお洒落な創作料理や手作りスイーツが自慢のカフェレストラン。テラス席や窓向きの席もあり、絶景を見下ろしながらいただくおいしい料理は格別。夜景を見ながら・・・も素敵ですね。記念日などにもおすすめです。
六甲ガーデンテラスで思い思いの時間を
食べるにも遊ぶにも魅力が満載のガーデンテラス。素敵なスポットを探して写真を撮ってみたり、おいしいものを堪能したり、景色を見ながらぼーっとしたり・・・。思い思いの過ごし方が楽しめるところなので、是非足を運んでみてください。
これで今回の六甲山満喫1日コースは終わりです。
六甲山を満喫するためにお得なチケット
六甲山や摩耶山で目一杯遊ぶのにお得なチケットをいくつかご紹介!六甲山までの行き方や、六甲山で行く場所に合わせてお得なチケットを選びましょう。
六甲・まやレジャーきっぷ
阪神電車・阪急電車を使って六甲山の最寄り駅へ行く人におすすめ。いろんな施設で提示することで、ノベルティがもらえたり飲食料金10%offになったりとお得感も満載!
私はこのチケットの他に交通費を使うことなく、このモデルコースを巡りました。
表六甲周遊乗車券
六甲ケーブルの往復と六甲山上バス乗り放題(2日間)のチケット。
※六甲摩耶スカイシャトルバスには乗れません
※ケーブルカー下り利用後は同じ券で六甲山上バスは利用できません。
六甲山上バス1DAYチケット
六甲山上バス乗り放題(1日間)のチケット。
※六甲摩耶スカイシャトルバスには乗れません
六甲・有馬片道乗車券
六甲ケーブル、六甲有馬ロープウェー、六甲山上バスの乗車券がセットになったお得なチケット。
六甲山を楽しんだ後に有馬温泉で宿泊する人などにおすすめ
【六甲山観光】有馬温泉・神戸の人気旅館・ホテル
有馬温泉
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神戸
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